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平成26年度「本田安次賞」選考委員会報告[2020/05/23 更新]
「本田安次賞」:該当なし
「本田安次賞特別賞」: 下野 敏見 氏
【選定理由】
下野 敏見 氏は1929年、鹿児島県南九州市知覧町生まれ(本年85歳)。
1954年、鹿児島大学卒業後高校教師として赴任した種子島から民俗研究が始まり、以来、鹿児島県内で高校の勤務先を変えつつ調査を継続する。文学博士(筑波大学)として鹿児島大学教授、鹿児島純心女子大学教授を退職後は、フィールド・ワークのまとめに専念するとともに、鹿児島民俗学会顧問、鹿児島民具学会会長、民俗芸能学会評議員のほか日本民俗学会、日本民具学会などに所属し、80歳を超えた現在でも、すでに調査済みの各地へでかけることもあり、その間に多くの著作を上梓している。
平成26年度本田安次賞特別賞の対象となった『南日本の民俗文化』全25巻(南方新社)は『南日本の民俗文化誌』(全12巻)・『南日本の民俗文化写真集』(全13巻)で構成され、平成26年に完結した。氏の半世紀を超える民俗研究の中でも、民俗芸能は常に重要な位置づけがなされており、『南日本の民俗文化誌』の第二巻「鹿児島の棒踊り」(平成21年)・第五巻「種子島民俗芸能集」(平成22年)・第七巻「南日本の民俗芸能誌(北薩東部編)」・第八巻「同(北薩西部編)」(平成24年)などの表題からも明らかである。また写真集13巻とは別に、文化誌にも全ての巻に著者自身で撮影した多くの写真が掲載されている。今後の民俗芸能研究に大きな役割を果たすことになるのは確実であり、その資するところは大きい。
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- 民俗芸能学会事務局(毎週火曜日 午後1時~4時)
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