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平成19年度「本田安次賞」選考委員会報告[2020/05/23 更新]
平成19年3月24日に早稲田大学演劇博物館レクチャールームで開催された平成18年度理事会で山路 興造 代表理事から提案され、可決をみた本学会賞「本田安次賞」の第1回目の受賞者が結滞したので報告します。
「本田安次賞」の設定については「民俗芸能学会会報」第67号(平成19年4月)に要項とともに報告されているので詳しくは同会報を参照されたいが、第1回に限り平年の6月末日を推薦締切日とする規定を、周知期間の短さを考慮して平成19年8月末日とした。
選考委員は西角井 正大 を学会賞担当とし、神田 より子、星野 紘、山路 興造、渡辺 伸夫の5理事で(50音順)、任期は2年間である。
選考委員会は、8月末日までに事務局に届いた他薦および自薦の研究論文、単行本、映像を対象に、9月29日(土)に同上レクチャールームで、第116回研究例会に先立って、12時30分より約1時間おこなわれた。渡辺 伸夫 委員の欠席があったので4委員で行った。
周知期間の短さによる不徹底さがあったのか、また対象が前年度1年間内の発表されたものという時間的制約のためか推薦応募件数はきわめて少数であった。結局研究論文はなく、単行本1本、映像(DVD)2件にとどまった。別の口頭推薦もあったが、内容的に要項対象外であったので選考外とした。
第1回目であり、いろいろの制約的条件もあるため、選考要項にとらわれずに特例的な配慮も議論されたが、結局来年度以降を期待しながら要項を尊重して第1回から要項通りに実施することになった。
映像に対しては、まだ選考委員会として未消化なところがあり、当面第1回目は論文主体でいくことになった。単論文の推薦応募がなかったので、要項の条件を満たしている他薦の橋本 裕之 会員の論文集『民俗芸能研究という神話』(森話社、2006年5月)だけが検討された。
消極的な意見も出たが、『民俗芸能研究』第42号の山路 興造 代表の書評「橋本 裕之 著『民俗芸能研究という神話』」で評されたような理由に基づいて、最終的に4委員一致で賞に推挙した。
授賞式は平成19年度民俗芸能学会大会の席上で行われ、賞状・賞金が授与された。
橋本 裕之 会員から謝辞があったが、母親介護のため長年勤めた千葉大学を辞職して郷里に帰る由の発言があり、しばらく研究に停滞が生ずるかもと断わられたが、復帰の暁には受賞のかがやきが増すことを期待している。
なお、本書は現時点で品切れであるが、再販が決定しているという。時期については不詳なので版元に問い合わせていただきたい(TEL 03-3292-2636、FAX 03-3292-2638)。
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